RACING FRAME ON


ゲームタイトル
 
Test Drive Off-Road 3
DEMO
1st Update 000115

対応API DirectX6 Direct3D/Glide
必要スペック Soft :PentiumII 300MHz/64MB-RAM
       3D :Pentium 200MHz/64MB-RAM/3D-CARD
テストスペック Celeron450A/128MB-RAM/TNT2Ultra-32MB
Site Infogrames



ゲーム内容

 このゲームはTest Drive Off-Roadシリーズ最新作です。

 過去にもTest Drive4 Off-Road 2をレビューしているので併せて読んで貰えると補完できると思います。

 基本的なフューチャーは変わりなく、世界中の有名なオフロード車を操作できるのが売りです。

 DEMOではHUMMERを使用することができ、一コースのみを二周走行可能です。


オプション類

 まったくオプション類が備わっていません。

 下でレビューしているTest Drive 6と同じInfogramesが制作しているとは思えないほどの違いです。

 このソフトはD3D、Glide、ソフトウエアに対応しているのですが、私の環境では強制的にGlideに設定されてしまいました。
Tdor3.cfgを弄ればD3Dにも設定できましたが、解像度は640x480固定でした。

 キーアサインすら出来ませんし、DEMOとしては最低の作りですね。


グラフィックス

 地面には、なかなか綺麗なテクスチャーが使用されており、コースの見栄えは良い感じです。
地形描写が良いのは前作同様ですね。

 しかし実車を採用している事が売りなのに、肝心の車体モデリングやテクスチャがなおざりな感じですね。

 どう見ても一年以上前にリリースされたTest Drive4 Off-Road 2から進歩していません。

 環境マッピングも疑似も良い所DOSソフトレベルで、ハッキリ言って悲しいです。

 視点は追尾x6、全画面x1の計7つで数は多いですね。
しかし相変わらずドライバーズ視点は無く、無意味に数が多いという感じです。
TV視点くらいは欲しいですね。

 当然リプレイなんて無く、グラフィックス面で特筆すべき点は特に見あたりませんでした。

 ちなみに描画はえらく重く、300Aではこま落ちしてしまいます。
450Aで普通にプレイできるという感じでしょうか。これはD3DもGlideも変わりませんでした。

 これが常に重いならまだ納得行くのですが、重いところでは10fps台になる事もあり、次の瞬間100fps近く行ったりでまったくfpsが安定しません。

 その為に余計体感でスムーズさが感じられないのでしょう。この辺りも相変わらずですね。
ソフトウエア描画なんて、怖くて出来ません(笑)。


サウンド

 BGMは有りません。

 しかしエンジン音や、凸凹道を走る時の車体の軋みなどの音はなかなか雰囲気が出ており良いと思います


コントロール

 操作はキーボードやコントローラが使用できます。

 オプションが無い事から当然キーアサイン等のコントロール設定は行えず、パッド使用の場合、上下がアクセル/ブレーキに割り当てられ悲惨な思いをする事必至です。
これはキーボードも同じですね。ハンドルなら幾分ましですが・・・

 しかし実際の走行では結構コントロールし易く、Test Drive 6の様に車体を思うとおりに操作できなくてイライラする事は有りませんでした。

 ドリフトも自然に出来ますし、ここだけは前作から進歩していると感じられました。
もしコントロール性まで最悪だったら、本当はレビューしたくも有りませんでした(^^;


ゲーム性

 コースは周回レイアウトですが前作のような実際に有りそうな地形ではなく、どちらかと言えばモトクロスのコースのようなレイアウトでした。
もしこんなコースが実在すれば怖いものが有りますが、起伏が激しく走っていて単調さは有りません。

 しかし走っていて思いましたが、どう考えても実際のジープ等のオフロード車でこんなハイジャンプを行って頭から着地すれば、無事で済むわけが無いと思えるような動きばかりで、見た目オフロード車(RV)の実際はモトクロッサーのゲームじゃないかと思ってしまうほどです。

 これでオフロードカーシムなんて付けてもらいたくは無いですね(笑)。

 とは言ったものの、じゃあただのアクション系レースゲームかというと、サスペンションなど車体の挙動等妙な所でリアル感を感じたりで、その変が少々気に入ったりもしました(笑)。


総評

 何と言ったら良いのでしょうか・・・(笑)。
殆ど、やけっぱち&取りあえずリリースしたかのような作りのDEMOとしか言えません。

 とは言っても下のTest Drive 6よりも走っていて楽しいですし、コースもなかなかモトクロスコース的で面白かったりもします。

 プレイしていて「何かが変だ・・・」と、色んな所で思わずには居られないDEMOでした(^^;




    −評価−
グラフィックス
サウンド
コントロール
ゲーム性
ユーザビリティ
総評
 ★★★☆☆
 ★★★☆☆
 ★★★☆☆
 ★★★☆☆
 ☆☆☆☆☆

 ★★★☆☆





−スクリーンショット−











ゲームタイトル
 
Test Drive 6
DEMO
1st Update 991229

対応API DirectX7 Direct3D/Glide
必要スペック Pentium 233MHz/32MB-RAM/4MB-3DCARD
テストスペック Celeron450A/128MB-RAM/TNT2Ultra-32MB
Site Pitbull Syndicate



ゲーム内容

 このゲームはDOS時代から存在するTest Driveシリーズ最新作です。

 過去にもTest Drive4Test Drive5をレビューしているので併せて読んで貰えると補完できると思います。

 基本的に全て公道ドライブゲーム(シムでは無い)ですので、詳しいことは今回は省きますが、このTest Drive6ではTest Drive5と同様、パトカーが存在します。

 DEMOで使用できるのはコースがロンドンと車種はViperGTSのみです。


オプション類

 グラフィックスやビデオ、サウンド、コントロール、ゲームオプションなどの設定が出来ますし、ビデオは詳細な設定をゲーム外でも行うことが可能です。

 解像度は320x200x16bitから1280x1024x32bitまで設定できました。

 つっこめばコントロールの設定が細かくできない等色々不満は有るのですが、このレベルなら満足できる範囲なのでは無いでしょうか。


グラフィックス

 DirectX7に対応しているのでH-T&Lに対応していると思いますが、ノーマルな私の環境ではTest Drive 5から特に進歩の感じられないグラフィックスだと思います。

 環境マッピングも相変わらず疑似ですし、モデリングも進歩していませんね。

 しかし周囲の建物に使用されているテクスチャーは相変わらず実写的で、しかも細かくて綺麗ですね。

 さすが各国観光ドライブを売りにしているだけの事は有ります。

 このDEMOにはベンチマークモードも有るのですが、勝手に計測してくれるタイプではないので正確に結果を出すことは出来ないようです。
ゴールしても終了してくれないので、ほおって置くと平均fpsがじわじわと上がって行きます(笑)。

 取りあえず1024x768x16bitでテストした所、ゴール直後終了で平均41fpsでした。

 実際のゲームも同じほど軽く、問題は無い感じです。

 視点は追尾x4、全画面x1の計5つ。ハッキリ言って不満です。
視点数が多い少ないの問題では無いのです。せめてドライバーズ視点くらいは用意して貰いたいですね。

 Test Drive4まではこれが有ったのに残念です。

 ちなみにリプレイが備わっているのは○ですが、リプレイ中の視点が変更できないのは×です。


サウンド

 ノリの良いロック調のBGMが二曲も備わっているのは評価高いですね。

 エンジン音もこのレベルのゲームとしてはまともな方で、聞いていて特に不満は感じませんでした。


コントロール

 操作はキーボードやコントローラが使用できます。

 相変わらずコントロール設定はNFSシリーズ以下ですね。
それだけでもこのゲームにリアルな操作感を期待してはいけないことが伺えます。


ゲーム性

 コースが周回では無いのが特徴的です。
そのためコース長も比較的長く、走っていて単調さは有りません。

 また本道と併走する裏道が結構あり、そこを障害物を蹴散らしながら走るのもまた一興です。

 パトカーは走っていますが、捕まれば強引に停車させられるだけで、そこに特にゲーム性は見いだせませんでした。

 NFSシリーズでポリスカーが受けているので、それをマネたとしか言えません。

 他にはコースマップとレーダー(他車を表示)が備わっていますが、この辺りを見ても、このゲームがアーケード的なレースゲームで有ることが伺えると思います。

 どうせアーケード的なゲームを狙うならN.I.C.E. 2の様に、地雷や車載ミサイルまで登場するキワもの系になって欲しいような気もしますが、コースが周回では無いのでそれは期待できそうにありませんね。

 このゲームの売りは各国観光ドライブなので、そういうゲーム性は無いと言うわけです(^^;


総評

 さてこのゲーム(というかこのシリーズ)、私見としては明らかにクソゲーです。
以前から進歩していないどころか、退化している感じすら受けます。

 もし私がDEMOをプレイせずに製品版を買ってしまった場合、元を取るために泣きが入りながらも根性で各国のコースを走行するのは目に見えています(笑)。

 確かに硬派なシム系よりアーケードスタイルのレースゲームの方が好きな私ですが、流石にTest Driveシリーズの操作感で満足するような柔な男では有りません(このシリーズのFANの人には悪いですけど)。

 この操作感の不確かさというか、ドライビングの適当さと言うかはNFSシリーズと優劣が付けがたい程のものですね。

 ちなみに何時もNFSシリーズがやり玉にあげられていますが、このシリーズは別に嫌いでは有りません。逆に気に入っている程です。

 Test Driveシリーズとはゲーム性が異なりますし、何と言っても高級車のカタログ的要素が大きいですし(笑)。

 とにかく製品版を購入して貰うための判断材料となるDEMOが“こう”なのは、私としては理解不能ですが、製品版を購入する前にこのDEMOをプレイするのは価値が有ることだと思います。

 DEMOが気に入れば、製品版も間違いなく“買い”でしょう。





    −評価−
グラフィックス
サウンド
コントロール
ゲーム性
ユーザビリティ
総評
 ★★★☆☆
 ★★★☆☆
 ★★☆☆☆
 ★★★☆☆
 ★★★☆☆

 ★★☆☆☆





−スクリーンショット−











ゲームタイトル
 
Killer Loop
DEMO
1st Update 991128

対応API DirectX6.1 Direct3D/Glide
必要スペック Pentium 166MHz/32MB-RAM/4MB-VRAM
推奨スペック Pentium II 233MHz/64MB-RAM/8MB-VRAM
テストスペック Celeron300A/128MB-RAM/TNT2Ultra-32MB
Site Crave Entertainment



ゲーム内容

 ゲーム内容としてはWipeOutやDethkarzMars Maniacsなどのジェットコースター風アクションレースゲームと言った感じです。

 DEMOではH&K 303という機体とハワイのみを走行可能です。

 レースモードはチャンピョンシップとタイムトライアルを選択可能で、マルチプレイモードは備わっていません。


オプション類

 グラフィックスやサウンド、コントロールなどの大まかな設定は出来ますが、それぞれの細かい設定は殆ど出来ません。

 解像度は320x200から1280x1024まで設定できました。


グラフィックス

 とにかくスタートして直ぐに、その色彩の鮮やかさに圧倒されます。

 その鮮やかなグラフィックスはかのDAYTONAを彷彿とさせるもので、ハワイの鮮やかなブルーの空が眩しいですね(笑)。

 コースはダムを横切ったり、コース脇を滝が流れていたり、海底チューブを走ったりとプレーヤーの目を飽きさせません。

 もっともその美しいグラフィックスを見ている暇は殆ど無いのですが。

 動作はスタート直後の計測で800x600なら40fps、1280x1024なら25fps程度のなかなかの軽さです(C300A)。 ちなみにC450Aではそれぞれ65fpsと30fpsとなり、申し分のない速さです。

 視点に関しては追尾x2、全画面、TVが有り、特に不足はありませんが、リプレイが無いのは寂しいですね。


サウンド

 BGMの類が備わっていないのは寂しいところですが、DEMOですから仕方ないですね。

 WipeOut等のようにノリノリのサウンドが似合いそうです。

 また現存しない機体と言うことも有りますが、エンジン音の類は殆どありません。
機体からは静かなノイズが聞こえるのみです。

 他にはアイテムゲット時に効果音が有るくらいで、音に関しては寂しいDEMOですね。


コントロール

 操作はキーボードで行います。

 一般的なレースものと異なり、左右のスライドやアイテム使用、マグネット使用などのキーが加わっているのが特徴ですね。


ゲーム性

 純粋なレースの他に、直接/間接に他機を攻撃することも可能です。

 しかしアイテムが外見的には一種類しか存在せず、実際にゲットするまで効果が解らないのが辛いところです。
また何のアイテムを取ったかも、使うまで解らないとは・・・

 もっともこのスピードでは、たとえアイテムが様々な形をしていても認識する間は無いのかもしれません(笑)。

 しかしこの辺り、アイテム使用の面白さが無いのも、マルチが存在しない理由なのかもしれませんね・・・

 コースを走行していると、緑や黄色のエネルギーフィールドの様なものが存在しますが、それらを通過することにより二種類のエネルギーを補充できるシステムになっています。

 このエネルギーを補充することを怠ると、マグネットなどの効果を使うことが出来なくなるのですが、せっかくのそれらの効果もこれと言って特徴的ではないのが残念ですね。


総評

 上では良いことを書いていませんが、それはアイテムとかの存在が逆に要らないと言うことなのです。

 今のままでも十分美しいグラフィックスですし、スピード感も十分(視点による)。

 コースレイアウトも激しい起伏に天地が逆転したり、海底チューブを爆走したりとこの辺りは文句殆ど有りません。

 後はもっとハイになるほどの更なるスピード感を味わうために、高速向けにコースレイアウトを工夫したり、コース脇に接触する事による減速を無くしたりすれば、より面白いゲームになりそうですね。




    −評価−
グラフィックス
サウンド
コントロール
ゲーム性
ユーザビリティ
総評
 ★★★★☆
 ★★☆☆☆
 ★★★☆☆
 ★★★☆☆
 ★★★☆☆

 ★★★☆☆





−スクリーンショット−