PC GAME REVIEW


 ACTION FRAME ON



■ Freespace 2 DEMO ★★★★★ 
1st Update 990814

 Volition Inc. による3Dスペースシューティングシミュレーションゲーム。Direct3D/Glide/EAX対応。

 このゲームは、クールなスペースシューティングとしてヒットした“Descent: FreeSpace”の最新作です。

 ゲームの内容自体は基本的に前作より大差有りません。
相変わらず美しいスペース空間を表現しており、爆発やレーザーの表現も映画的なリアルさです。

 また前作で衝撃を受けた、ブースター使用時の加速感も相変わらず素晴らしく、しかも今回はメインウェポンをヘビーにすると、射撃時にまで機体に反動によるブレが感じられる始末です。

 マクロスばりのミサイルバースト発射も健在で、前作を楽しんだ人には嬉しい限りでしょう。

 このDEMOではトレーニングを含む、3つのミッションをプレイする事が可能で、前作同様レーニングは教官機に従い、親切な解説によりFS2の世界に慣れ親しむ事ができる様になっています。

 しかしFS2は操作体系共々殆ど前作と共通ですし、この手のスペースシューティングゲームに慣れている人なら、さっさと実戦ミッションにに移った方が良いでしょう。

 相変わらずシューティングと銘打ちながらも、実際にはフライトシムクラスの複雑な操作体系を持っており、これを全て覚え使いこなすにはかなりの熟練を要します。

 しかしSideWinder Precision Proの様なジョイスティックなら、主要な操作の殆どをスティックで行うことができ便利です。
ただし、なぜかスロットル系がSideWinder Precision Proのスロットルにアサインできませんでした。
もっとも実際にはオートスピードマッチングをONにしておけば、後は必要な時にブースターを使用すれば事足ります。

 ちなみにSideWinder Game Padも使用してみましたが、流石にデジタルパッドだと微妙な照準合わせが出来なかったので、これはお勧めできません。

 またDEMOながら相変わらずオプション類はビデオ、コントロール、サウンド、ゲームと揃っており、さらに各項目とも詳細な設定が可能です。
本当に前作共々丁寧な造りになっており、感心してしまいます。

 もっともTNT2Uでプレイしようとすると、なぜか1024x768x32bitが標準でセットされてしまいます(笑)。
他には640x480の解像度しか選べないのは、逆に今時のDEMOでは珍しいですね。


 さて今回の売りは、なんと言っても巨大な艦船同士の艦砲射撃戦でしょう。
これは実戦ミッション2で見ることができます。
真っ黒な宇宙空間に、赤や緑の極太高出力ビームが飛び交う様はまさに圧巻です。

 ちなみにこの実戦ミッション2では味方のトランスポーターをワープゲートまでエスコートするのが任務なのですが、何度プレイしても全ての大型艦船が落とされてしまい、クリアできませんでした。

 最初はてっきり敵の巨大宇宙戦艦による攻撃によって落とされているとばかり思っていたので(実際そう見える)、執拗に敵艦を攻撃していました。

 しかしADAMANTの強力な艦砲射撃だからこそ、そこそこのダメージが入っているようなものの、自機戦闘機Herculess-MkIIクラスの攻撃では、まさに象に纏わり付くアブ状態です(笑)。

 結局このミッションでは、この敵の巨大宇宙戦艦からの攻撃は無視して良く、実際には自分はゲートへ向け先行し、ゲート方面より何波かに分かれて襲来する、敵の別働隊を叩くのが一番の作戦のようです。

 この別働隊は複数の編隊で襲来し、しかも攻撃力も巨大宇宙戦艦並みに強力なため、前もってウイングマンに自分のカバーを頼んだ方が懸命でしょう。

 結局この方法で何とか味方艦船を一隻も落とされる事無く、無事エスコート任務を終了する事ができました。

 また自機ではどうしようもなかった敵の巨大宇宙戦艦も、遅れて到着した味方の巨大戦艦HATSHEPSUTにより、あっさりと撃沈されてしまいました。
どうやら演出的役割だったようですね>ARMARDS(笑)。

 ちなみにこのミッションをプレイすると霞んでしまう実戦ミッション1でも、赤く靄が掛かったようなガス雲のなかでの戦闘が非常に雰囲気を出しており見物です。


 追加ですが、このDEMOではゲームサーバーPXOを使用したマルチプレイもサポートしており、世界中の人と対戦する事が可能になっています。

 EAX対応による3Dポジショナルやリアルなサウンドエフェクトも素晴らしいですし、とにかくプレイして損のないDEMOと言うことができるでしょう。

























■ System Shock 2 DEMO ★★★★★ 
1st Update 990809

 Electronic Artsによる3DアクションアドベンチャーRPGゲーム 。Direct3D/EAX対応。

 このゲームはDOSアプリ全盛期時代にヒットしたSF3Dアドベンチャーゲーム“System Shock”最新作です。

 ゲームの舞台は前作より35年後ですが、ゲームの造り自体も格段に進歩した3D技術の採用や、優れた3Dサウンド規格であるEAXを採用し、より未来感を醸し出しています。

 DEMOながらオプション類はビデオ、コントロール、サウンド、ゲームと揃っており、さらに各項目とも詳細な設定が可能です。

 またゲーム自体が単なるアクション系ではなくRPG的要素も持ち合わせているので、制限のないセーブ、ロード機能は嬉しい限りです。

 さてさっそく始めると、まるでHalf-Lifeの“Hazard Course”の様なトレーニングミッションをプレイする事になります。

 この時の様子もまるでHalf-Lifeの如く、モノレールで訓練施設に到着したばかりのようなシチュエーションから始まるのは、やはり大作Half-Lifeを意識しているという事なのでしょうか。

 受付までに行く間には、“壮絶スタ誕生”“ハッピーヌードル”などの、日本を意識した?怪しい電光看板が目に付き、「やはり中世やファンタジー世界をモチーフにした3Dゲームより、SF的シチュエーションの3Dゲームがえ〜のぉ〜」と、後に待ちかまえている地獄を悟らせないセッティングがナイスです(笑)。

 さてこのゲームは内容的にはHalf-Life系なのですが、よりRPG&ADV色が強くなっています。
その為に普通のFPS系アクションゲームとは異なり、ゲーム中で行うアクションが多様です。

 例えば電子ロックキーの解除の場合、暗証番号をそこらへんに倒れている人様から回収したディスクをPDAに読み込み解読したり、E-mailで情報が届いたり、さらにはアイテムを使用してハッキングする事によっても解除可能です。

 これらのアクションを十分このトレーニングコースで学ぶ事ができるのです。

 さらにこのゲームの場合、RPG的要素が有ると述べたように、各種スキルの向上もゲーム中で可能になっています。

 ゲーム中ではこのスキルが足りないとクリアするのに支障がでる場合もあるので(例えばハッキングスキルが足りないとキーを解除できないとか)、スキルをアップするコストの配分には注意が必要かもしれません。

 ベーシック、アドバンスドの各トレーニングを終えた後は、実際のステージに入ることになります。

 まず、いきなりトラブルが起きた後の様な施設に放り込まれ、何が何やらとパニックになる事必至です(笑)。
まるでHalf-Lifeでの序盤のシーンの様ですね。

 その後何が原因か解らないものの死体と化した所員や、転がっているボックスからアイテムを収集しながら、マップを進んでいきます。

 しかし真の恐怖とパニックはこれから訪れるのです。

 まずしばらく行くと、突然女の悲鳴が窓越しに聞こえるので慌てて覗いてみると、何者かに追いかけられる女が走って行く所を目撃してしまいます。

 唖然として窓の外を見続けていると、なんとも形容し難い化け物が先ほどの女性を走って追いかけて行くシーンを見てしまいます。

 その後は女性の悲鳴が聞こえるのみ・・・

 気を取り直して進むも、今度は開いたドアから先を見ると、通路の奥に化け物が走り回っている姿がチラチラ見えたり・・・ どう考えても先に進みたく無くなる状況です(泣笑)。

 また警報を解除しないと怒濤のように次から次へと、異形化した人間がかなりの速さで襲いかかってくるという、まさにBIOHAZARDも真っ青の恐ろしさ。

 難易度をイージーにしても体力は直ぐに無くなるは、体力回復アイテムも異様に少ないは、何時までも手持ちがスパナ一本のままだで、心細さ&恐ろしさ倍増です。

 壁の向こうで訳の解らない言葉で唸っている化け物の気配がしたときにはもう・・・(爆)

 さらにこのゲーム、EAXに対応しているため、見えないところからでも速攻で近づいてくる化け物の気配が感じられ超怖いです・・・

 また化け物のAIも結構高いため、施設内に安全な場所が殆ど無いというのも恐ろしい。
ただ知恵を絞れば解決策は必ず有るので、そのあたりもHalf-Life以上に自由度が高いという印象です。

 しかしHalf-Life以上に入り組んだ施設内を、ハッキングスキルなどを使いながらドアを開けたりセキュリティを解除したりと、3Dアクションよりアドベンチャー要素を重視したい人にはお勧めできるゲームです。

 DEMO自体もクリアまでに結構時間が掛かりますし、セーブ機能やオプション類も豊富なのでお勧めできます。
























■ Deer's Revenge DEMO ★★★☆☆
1st Update 990711

 ValuSoftによる2Dアクションゲーム。


 このゲームはDeer HunterやField & Stream Trophy Buckで狩られる側になることに辟易した鹿が、遂に人間を狩る側に回ってしまうゲームである(笑)。

 基本的な画面やゲーム方法はDeer HunterやField & Stream Trophy Buckと同様で、 声や音を発生するアイテムで鹿ならぬ人間をおびき寄せ、ビール弾やネット弾で人間を捕獲するのである。

 このアイテムを使うと、このゲームが殺伐とした人間狩りゲームでは無く、ギャグゲーで有ることが明らかになる(笑)。

 ホーンの様なものを使うと、「助けて〜」とか「ヤッホー」とか言い出すし、カセットの様なものを使うとブタの鳴き声やビリヤードの音、ビールを注ぐ音、車のエンジン音などが鳴り出してしまう。

 そしてその音につられた酔っぱらいや、鹿ハンター達が近づいてきたところでネットをバッサリとかぶせ、捕獲するのである。

 捕獲した後も面白い。
鹿の頭を飾るようなものが有るので、「こ、これは酷い・・・」と思いきや、なんとそれは壁に掛けられた使い古しの便器(爆)。
それに酔っぱらいなどのうるさい人間を突っ込ませているのである。

 この人間達が本当にうるさい(笑)。

 「腹が減った」だの、「なんか雑誌よこせ」だの、さらによっぱらっているもんだから訳の解らないことをわめいていたり、ろれつの回らない言葉でカントリーソングを延々と歌ったり、捕まえた当人(当鹿?)もキレそうになる有様である(笑)。

 この鹿に捕まったおっさん達の表情がこれまた笑いを誘う。
どう見ても3流コメディアンを集めてきた的なおっさんばかりで、もはやこのゲームは、お笑いを取るためのギャグゲー以外の何者でも無い事が解る。

 しかも本家Deer HunterやField & Stream Trophy Buckが3Dフィールドで有るのに対し、どうやらこのゲームは景色が鹿を中心にスクロールするだけの単純な2Dゲームのようだ。
近寄ってくる人間も突然画面から現れるし、消えるときも突然消える(笑)。

 確かにDeer Hunter同様安い値段で買えるのだろうが、逆狩りDOOM系を期待した人は思いっきり脱力すること間違いない。

 このDEMOをプレイした上で製品版を購入したいと思う人は・・・結構いるかもしれない(笑)。

 まあ酔っぱらいを捕まえたりして、仕事の合間にストレス発散する事ぐらいには役に立ちそうなゲームだと言える。

  
  
  
  





■ Star Wars Episode 1:The Phantom Menace DEMO ★★★★★
1st Update 990622

 Lucas Artsによる3Dアクションアドベンチャーゲーム。Direct3D/EAX対応。


 このゲームは現在絶賛上映中(米国で)のStar Wars Episode 1:The Phantom Menaceを、そのままゲームにしてしまった作品である。

 プレーヤーはオビ−ワン・ケノービ、クイーン・アミダラ、クワイ−ガン・ジン等のキャラクターを操作し、Episode 1の世界を冒険する事ができる。

 まだ国内では上映が始まっていないので詳しくは解らないがDEMOでプレイできる世界は、ルーク・スカイウォーカーの父アナキン・スカイウォーカーが少年時代だった時よりもさらに前、オビ−ワン・ケノービが偉大なジェダイマスターであるクワイ−ガン・ジンと共に帝国領から脱出しようとしている所から始まっているらしい(たぶん(^^;)。

 まあ現時点では良く理解できない世界観はさておき、このゲームのスタイルは俯瞰タイプのアクションゲームとなっている。

 一見トゥームレイダー系の3rdパーソン視点に見えるかもしれないが、視点がそれ系に比べてかなり高く、そのために天井などの視界の妨げになるものはカットされている。

 この俯瞰視点でプレイしてみて感じた欠点は、ゲーム画面が如何にも箱庭的な造りになってしまい迫力に乏しくなってしまっている点と、視点が殆ど真上に近いため前方が非常に見づらいという事だろう。
そのため新しいステージに足を踏み入れるのに、やや勇気が必要だ(笑)。

 逆に利点も有り、トゥームレイダー系の3rdパーソン視点の場合、狭い通路に入るとキャラクターが動き回る度に視点が激しく変わり(視点が壁にのめり込まないため)、必要以上に3D酔いする事が有るのだが、この俯瞰タイプではその様な事が一切無いのだ。

 もっともキャラクターとの会話シーンではカメラが移動し、キャラクター同士のアップになる配慮はされている。

 大まかな特徴はこの視点に有ると思うが、このゲームは細かい点でも見るべき点が多い。

 メニュー画面では小さなウインドウで(スイッチになっている)映画のシーンを少しながら見ることが出来るし、ゲーム中でもボタンを色々触っていると警報がなり、あわててR2-D2が駆け付け警報を解除したり、通信設備をいじるとクイーン・アミダラの映像が浮かび上がったり、ライトセーバーは半透明に光って剣の周囲もぼんやり照らし出されたりと、細かな配慮が行き届いている。

 音声や効果音はEAXに対応しており、まるで映画を見ているかの様な重厚感の有る会話や効果音を楽しむことが出来る。
EAXをカットした場合とEAXを有効にした時とでは、ゲームの迫力に雲泥の差があるので、是非ともEAX対応音源でプレイしてもらいたい。これは誇張ではない。

 肝心のアクション部分でも、クワイ−ガン・ジンが先導してくれガードロボと戦ったり、自キャラクターのオビ−ワン・ケノービもキー操作により、まるで舞の様にライトセーバーを振るいガードロボの放つビームを跳ね返しながら斬りつけたりと、爽快感重視の造りになっており好感が持てる。

 また、3D画面のままインタラクティブにストーリーが進行したり、アクションゲームとしてはやや不利な俯瞰視点という事から考えても、このゲームはストーリーとアクションをバランス良くミックスした、Star Wars Episode 1:The Phantom Menaceの世界を味わうためのゲームだと言うことができるだろう。



  

  

  

  





■ Drakan:Order of the Flame DEMO ★★★★★
1st Update 990612

 Psygnosisによる3Dファンタジーアクションゲーム。Direct3D/EAX対応。


 このゲームは、イケてる近未来サイバーパンク風ゲームを造ることで良く知られているPsygnosisが制作した、ファンタジーRPGアクションアドベンチャー的なゲームだ。

 ゲーム概要としては3rdPersonViewアクションゲームのTOMBRAIDERシリーズと、SEGAのパンツァードラグーンを足したようなものになっている(2では割らない)。

 プレーヤーの操るRynnは相棒(?)のドラゴンに乗って空を飛ぶことも出来るし、ドラゴンから降りて一人で冒険をする事も可能なのである。
その為に、今までのゲームに無い自由なプレイが可能になっているのだ。

 このドラゴンは行動範囲内では何時もRynnの事を援護してくれる頼もしい存在だし、呼べばどこにいても自分の近くに舞い降りてくれる。
もっともその為には、ドラゴンが着地できるスペースも必要になるのだが。

 ちなみにこのゲーム、ドラゴンが死んでもRynnが死んでもゲームオーバーなので、対空砲や敵のドラゴンが現れる地点では、自ずとドラゴンに乗り込み戦わなくてはならなくなる(ヒールポーションはドラゴン、Rynnとも共通)。

 ドラゴンは強力な無制限ブレス攻撃が行える上に移動が速いので重宝するのだが、マップには人一人しか通れないような洞窟も多数存在するので、その場合にはRynnのみで行動する。

 Rynnが装備できるアイテムは、DIABLO等のRPGの様に大きさにより制限がある。
また装備によっては耐久度が設定されており、数度の使用で折れてしまうこともある。

 このゲームはアクションがメインなのだが、そのアクション部分も特に不満の無い造りになっている。
相手も自分も防御できるし、側転で素早く横に回り込んだりと言った事も可能だ。

 モンスターのAIも優秀で、前述のように防御も掛けてくるし、物音に気づきこちらに近づいてきたりと面白い。
逆にそれを利用して物音でモンスターをおびき出し、その隙にこっそりアイテムを頂いてしまうような事も可能だ(まるでThiefの様だ)。

 またグラフィックスもなかなかの物だ。
まずTOMBRAIDERシリーズよりは確実に上を言っていると断言して良いだろう。
流石はPsygnosis。

 岩などのテクスチャーも良い質感だし、流れ落ちる滝の表現も良い感じだ。
しかしまだ未完成バージョンだからだろうか、それとも私の環境との相性だろうか。
なぜか所々でワイヤーフレームがちらちら見えてしまい、これが結構気になってしまった。
あまりにもあからさまに見える事も有るので、もしかしたらこれは演出なのか?と思うほどだ(笑)。
(後日談:Savage4ではこの症状は再現されなかった。PURE3D2LXの問題だったようだ)

 まあワイヤーフレームは置いておくとしても、洞窟の中で松明にライトアップされたRynnなどを見ていると、その美しさには驚くばかりである。
そうそう、今までのゲームでポリゴンの主人公と言えば厳つい顔つきが殆どだったが、このゲームのRynnはなかなかのべっぴんさん(死語)だ(笑)。

 もっともAIが優秀だったりグラフィックスが美しかったりするだけでは面白いゲームとは成らないが、このゲームは探索して行く毎に様々な仕掛けが待ち受けており、モンスターを倒すのにもトラップを使用したりと、単調にならないプレイを行うことができるのが優秀なポイントだろう。


このゲーム、かなりヒットする予感を感じさせてくれるものとなっている。



EAXレビュー:
 EAXを有効にして再プレイしたので、EAXレビューを別に行いたいと思う。

 さて、最初はEAXが無効に無効になっている事に気が付かずプレイしていて、洞窟や飛行時の迫力がEAX対応の割には弱いな・・・と不思議に思っていた。

 最近EAXが無効になっている事に気が付き、あわててこのゲームを再プレイしたのだが、これが本当に驚いてしまった。

 まず洞窟内をRynnが歩くときに、EAXカット時にはもっと反響が有ると良いなと反響音を想像しながらプレイしていたのだが、実際にEAXが有効になった状態で洞窟を歩くと、まさに自分が想像していたような、いやそれ以上にリアルで迫力のある残響音が響いていたのだ。
しかも空間の広さに合わせて残響音も変わる有様だ。

 さらに驚いたのはドラゴンで飛行しながら、対空砲や敵ドラゴンと対峙した時の事だ。

 左右上下から対空砲の砲火が脇をかすめていく効果音(轟音)が驚くほどリアルだし、空中で乱舞する敵ドラゴンと自ドラゴンの戦いが音響効果によりさらに迫力あるものになっている。

 またDEMO最後にくぐるゲートの開閉音も重厚で3D効果も素晴らしい。
思わずゲートが上がる音に振り向いてしまうほどだし、その後に聞こえる洞窟内に響く水滴の音も美しい。

 まさにEAX有ると無しでは、まるで別のゲームの様な迫力だったのである。



              








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是非、感想等を下さいませ。