VolitionからリリースのGlide、Direct3D対応、3Dスペースシューティングゲーム。 名作3DシューティングゲームDescentの最新作となる作品だが、前作までの惑星坑内での戦闘と異なり、Wing Commanderと同じ様な宇宙戦タイプへと変化している。 それを残念がる人もいるかもしれないが、私は上下感覚が解らなくなりがちで激しい乗り物酔いを起こす元祖&前作よりは、こちらの方が数倍楽しめそうだ(笑)。 もっとも、元祖&前作が恋しい人にはあの素晴らしいForsakenが有るではないか。 DEMO版ではトレーニングを含む、3つのミッションをプレイする事ができる。 トレーニングはチュートリアルとも言える実に親切な造りなのだが、殆どスピーチで占められているため日本語ネイティブの私には殆ど解らない(笑)。 はっきり言って操作自体は簡単なので、さっさと実戦に移った方が良い感じだ。 しかし簡単とはいったものの、実際にはフライトシムクラスの複雑な操作体系を持っており、これを全て使いこなすにはかなりの熟練を要するだろう。 もっとも、オートターゲッティング、オートスピード、メイン/サブウエポン等のキーを覚えれば、最小限必要な戦闘はこなすことが可能である。 それより、やはり一番に問題になるのはX-WINGの時もそうだったが、ミッションの把握に関する問題だろう。 どうやらミッションによっては、味方機のエスコートなどの複雑なタスクをこなす必要も有りそうなので、ミッションを把握していないと永遠にクリア出来ない事にも成りかねない。 私を含む英語が苦手な人は、ミッションが和訳された国内版が発売されることを願うしかなのでは無いだろうか。 ところでこのソフトの好敵手となるのはWing Commander4やProphecyだろうが、それらとの差別は特に感じられなかった。 もっともメニュー体系などは、Wing Commanderシリーズよりも更に精錬されていて、まさにその気にさせるクールなデザイン。 またトレーニング等を含め、全体的にスピーチが非常に多いのも、気分を高めるのに一役買っている。 ストーリーのWing Commander、戦闘のDescent: FreeSpaceといった棲み分けになるのだろうか? グラフィックスに関しては、Prophecyが出た今となってはDescent: FreeSpaceが更にその上手を行くのは難しいだろう。 どちらともGlideに対応し、素晴らしい画質を誇っている。 操作感覚もWing Commanderシリーズが既に完成されたものを持っており、それに劣らないだけでもDescent: FreeSpaceは素晴らしいと言える。 もっとも、私が一番Descent: FreeSpaceをプレイして驚き、好感を持ったのは、アフターバーナー使用時の加速感だろう。 一瞬何が起こったのかと思うほどの画面のブレを表現しており、これはDescent: FreeSpaceがProphecyを一歩リードするポイントとなっている。 シールド/ガンのエネルギー配分に気を配らなくて良い点も好感が持てる。 他にもマイクロミサイルのバースト発射なんて、ちょっと琴線触れまくり(笑) こんなにセンスの良いスペースシューティングゲームは初めてでは無いだろうか。 |
Auric VisionからリリースのGlide、Direct3D、OpenGL対応、3Dアクションゲーム。 ゲーム内容は、屋外Quake2と言った感じなのだが、Incomingクラスの美しいグラフィックスを誇るものとなっている。 地形表現や光源処理などは、今までの3Dアクションゲームとは桁違いのものだ。 もっともその分、動作が重く感じられる。 しかも今までの3Dアクションゲームと異なり、インターネット接続をメインに据えたゲームとなっている。 このDEMOの目玉はフリーの“Z.A.R. servers”を使用した、インターネット対戦プレイだろう。 このサーバーに繋ぐだけで、世界中のプレーヤーと闘うことが出来る。 インターネット対戦プレイではDEMOながら12のレベルが存在し、オンラインで遊ぶ場合でも2つのミッションを遊ぶことが出来る。 他にも多くのVRデバイスに対応しておりVFX1, EyeFx, SimulEyes, i-glasses!, 3DBIOSなどが使用可能である。 それだけに、容量も24.3MBと重量級では有るのだが・・・ |
Singletracからリリースの(発売はMicrosoft)Direct3D対応、3Dアクションゲーム。 特殊部隊コロニアル・ジャンプ・フォースの一員として、人類が居住している惑星に進行してきたHydransというエイリアンと闘うのがプレーヤーの役割だ。 DEMOでは、トレーニングミッションとHydransとの実戦ミッションの二つのミッションをプレイする事が出きる。 DDモードでプレイしても640x480フルオプションで非常に滑らかに動き、若干テクスチャに粗は目立つもののゲームプレイには全く支障が無かったのは評価出来る(スクリーンショットもDDモード)。 しかもD3Dモードなら更に動きが滑らかになり、各種エフェクトも格段に綺麗に表現される。 ゲームはオープンなステージで沢山の敵と戦うものだが、普通の3DアクションゲームとOutwarsが異なるものとして、プレーヤーがジェットパック(ロケットパック)を搭載していることが挙げられる。 そのために平面移動の他に空中戦も可能になっているのだ。 それを利用して敵の施設の真上から爆撃を行うなどの、今まで見られなかった多彩な作戦が可能になっている。 しかし燃料制限は無いものの一度に使用できる噴射は限られており、長時間の連続飛行は不可能になっている。 また高空からの着地はダメージをもたらすため、着地寸前での細かい逆噴射なども(余裕が有れば)行える。 地形もジャンプアクションを存分に生かすことの出来る独特の地形が多く、飛び石状になったステージなどは飛行すること自体でもゲームとして成り立つほど面白い。 さらに普通のアクションゲームは単体で敵地に飛び込むものだが、このゲームは数名のチームで作戦を遂行しており、リーダーとしてフライト物ばりに隊員に突撃命令を下すことが出来る(笑) なかなか奥の深いアクションゲームで有ると言えるだろう。 |
Postlinear EntertainmentからリリースのDirect3D対応、UFOフライトシミュレーターゲーム。 このゲームは、世にも珍しいFlying Saucerこと、UFOのシミュレーター(シューティング)ゲームである。 しかし実機が存在しないUFOのシムなんで、結局3Dシューティングゲーになっているところが、微笑ましい感じです(笑) 操作感覚は流石UFOと言った感じで、良く言われているジグザグ飛行とかが簡単に再現出来るようになっています。 簡単に言えば、グラヴィティコントロール内蔵ヘリ(どこが簡単なんだ)と言った感じでしょうか。 自在に3次元航行出来るようになるまでには、時間が掛かるかもしれませんが・・・ そしてこのUFOを使い、AREA51やPatterson AFBを襲撃する訳です(笑) DEMOでは、LaserやPlasma Missles、Guided Plasma Missilesを使用する事が出来ます。 しかしLaser以外は弾数制限が有るようで、結局オールマイティーなLaserをメインで使用することになります。 AREA51はトレーニングミッションなので敵は出てきませんが、Patterson AFBではF117やF15、Apache AH-64など沢山の航空機が攻撃を仕掛けてきます。 一応こちらはUFOなのでオールレンジ攻撃が可能な訳ですが、標的が小さい上に動きが速いので、なんかやられッ放しの感じがしますね(笑)。 もっともこちらの装甲が厚い事を利用して、迎撃よりAFBの攻撃に専念するのも良いかもしれません。 しかしUFOシムなんて、海外(あちら)の人は何を考えて居るんでしょうね・・・(笑) 買う人が居るんでしょうか。 |
ActivisionからリリースのDirect3D対応、3Dアクションアドベンチャーゲーム。 ゲーム内容は、Die By The Swordの様にTomb RaiderやAloneシリーズを、よりアクション寄りにシフトさせた感じのゲームである。 しかしFINAL FORCEの様に武器と格闘を選択することは出来ず、基本的に最初に装備している棒や剣でクリーチャーと闘うことになる。 使用するキーは少ないがらも、キー入力を組み合わせることによって様々な技を繰り出すことが可能となっている。 それを考慮に入れると、Die By The SwordよりもFINAL FORCEにより近いゲーム感覚と言えるかもしれない。 DEMOでは一つのステージを、女性キャラ(剣士タイプ)と男性キャラ(僧侶タイプ)で攻略する事が可能だ。 このステージは墓場が舞台になっており、西洋の古典的なクリーチャー共(ゾンビやハーピー)がプレイヤーに襲いかかってくる。 夜の薄く霧が掛かった墓場は、恐怖感を覚えるに十分なデザインとなっており、突然窓ガラスを破ってクリーチャーが襲いかかってくる演出などはBIO-HAZARDさながらである。 |
BlueByteからリリースのGLIDE対応、3D-SLG。 海外のSLGには珍しく、システムにPowerDollsと同様のアクションポイント制を導入しており、 アクションポイントが有る限り、攻撃も移動も自由に行えるようになっている。 アクションポイントはレベルによって異なるが、その他にもスキルレベルというのも有り、その時のスキル以上の物は装備できなくなっている。 戦闘で敵を倒しスキルが上がると、アクションポイントも増えるし装備できる武装も増えてくる。 これらはミッション開始前に、ベースにて購入装備する事が出来る。 ミッション毎のマップはそれ程大きくなく、DEMOでは屋内戦がメインと言うこともあり、SWATさながらの作戦を楽しむことが出来た。 一つのミッションに、最初はリーダーと部下二人が配置されている(ジャッ○ドレッ○そっくり)。 遮蔽物の多い屋内のため、最初は一体しかクリーチャーを直接視認する事は出来ないが、センサーで大体の位置を把握する事は出来るので、敵を各個撃破出来るように隊員を配置する。 アクションポイントの範囲で、アタックやレストやメディカルのコマンドを使用し、移動を行った場合は移動終了後の向きを設定する処などは、PDシリーズに馴染んだ人ならば直ぐに馴れるだろう。 攻撃も遠距離射撃から接近戦まで行えスキルに依って攻撃判定も異なっており、 スキルが少ない場合でも接近戦ならミスも少なくなるが、その分敵のターンで受けるダメージも高くなる。 ミッションにはそれぞれ達成目標が有り、それはクリーチャーの掃討だったり、拠点占拠だったり様々だ。 クリーチャーも、ただその場に配置されて居るだけの単純な物から、隊員が近づくといきなり飛び出してくるのまで様々で、なかなか緊張感が有って良い感じだ。 またこのSLGが他のSLGと異なる点として、多彩な視点が上げられる。 通常SLGと言えばトップビュー固定が多いが、これは通常のトップビューの他にクオータービュー、さらに一人称視点まで随時選ぶことが出来るのだ。 一人称視点で敵を攻撃するときには、正に3Dアクションゲームさながらの迫力を得ることが出来る。 また物陰に潜んでいたクリーチャーが襲いかかってくるときにも、クリーチャーの一人称視点でプレーヤーに迫ってくるので、迫力とスリルは満点だ。 システムも簡易に仕上げられており、マウスクリック一つで全ての操作が出来るので好感が持てた。 またDEMOながらミッション途中でのセーブも可能だし、ミッション数自体も結構有るのでお勧めである。 |
InfogramesからリリースのDirectX対応、アクションRPG。 今時珍しく、古典的なクオータービュータイプのアクションRPGで、D3Dなどのファンクションは一切使用していない。 感じとしてはDIABLOやUltiaオンラインなどに近いのだが、数人でパーティーを組み冒険を行うことが出来る。 またクオータービュータイプに有りがちな物が障害物に隠れてしまう欠点を、Hexploreはマウスの動きに合わせてマップをグルグル360度自在に動かす事を可能にすることによって解消している。 4人までのパーティーを組めるのだが操作は難しくなく、基本的にマウスのクリックだけで移動も戦闘も行える簡易なものになっている。 ただし独自の3Dエンジンを使用しているらしく、しかもそれがVoxelSpace風なので今一物体に解像度感が無いのが残念だ。 いにしえの3DSLGであるパワーモンガー(笑)程度のグラフィックスで、ちょっと今時の精錬されたソフトに比べて古くさいと言えるだろう。 しかしCPUパワーも喰わないし、ゲーム自体は結構面白いので見た目にこだわらなければお勧めである。 |
SSIからリリースのDirect3D対応、タンクバトルシミュレーションゲーム。 これはSSIが昔リリースした名作SIM、STEEL PANTHERSの最新作となる作品である。 だからと言うわけでもないが、結構期待していたのだが・・・ このDEMOをプレイする限り、そんな伝説に残るほどのソフトの最新作だとはとても思えない出来だ。 だいたい、この手のゲームをする人ならば最低でもARMOERD FIST2以上の出来を期待することだろう(そう言えばAF2のレビューしていないね(汗))。 しかしどう見てもPanzer Commander DEMOは、ARMOERD FIST2以下だとしか言えない。 まずグラフィックスがショボすぎる。 元祖M1 Tank Platoonにテクスチャー張った位にしか見えない。 爆発のグラフィックスも、砲弾発射のグラフィクスも全く迫力無し。 しかも被弾したときのグラフィックスも有るのか無いのか解らないので、被弾していても音だけが聞こえ、何事だと辺りを見回している内に自機が破壊されてると言う低落だ。 さらにこれだけあっさりしたグラフィックスで、描画にVoodooパワーを使いながも重い! これは、はっきり言って情けない。 しかもゲーム内容が、一機だけで敵軍に立ち向かい撃破していくという全くのアーケードスタイル。 しかしこれがアーケードゲームかというと、昔のTANK COMMANDERの様に徹底してアクションゲームとして作っているわけでもない。 うーむ、これなら昔からのファンは激怒間違い無いだろう。 思い入れの無い私がプレイしてもクソゲーなのだから・・・ |
Rage SoftwareからリリースのDirect3D対応、3Dアクションシューティングゲーム。 以前からVoodoo2の性能を示すためにデモンストレーションされていた、プレイアブルDEMO兼ベンチマークソフト。 ゲームの内容としては、与えられたミッションを様々な武器&機体でクリアして行くというもので、ステージや操れる機体が増えたG-POLICEと言った感じである。 DEMOでは、最初のミッションのフェーズ2まで体験する事が出来る。 まず最初は高射砲とミサイルで敵を迎撃し基地を守り、次は戦闘ヘリで目的地までミッションオブジェクトを輸送する多彩なミッションをこなすことが出来る。 P55C-206+Voodooだがベンチのトータルでは30fps以上をマークし、G-POLICE以上にも感じる素晴らしい3Dグラフィックスが目の前で展開されるのは、まったく驚くばかりだ。 やはりG-POLICE同様爆発シーンが非常に美しく、衝撃波の描画などは見る者を必ず唸らせると思う。 またフェーズ2のヘリでのミッションだが、機体がCOMANCHEそっくりな上、地形がNOVALOGICのCOMANCHE3以上の完成度と言う全く驚くべきものだった。 しかもヘリの機関砲(レーザー砲?)の軌跡も格好良く動きも非常に快適なため、もはやCOMANCHE3の立つ瀬が無いのでは、と思ったほどだ。 最初はかなり色物ソフトだと思いDL後もしばらくプレイしなかったのだが、軽い気持ちでインストールしたところ、その完成度の高さに驚いた次第である。 |
ripcord GAMESからリリースのDirect3D対応、SFストラテジーアクションゲーム。 普通ストラテジーというと、ヘックス単位でユニットを動かす大戦略に代表されるゲームを思い浮かべるがこのARMORE COMMANDの場合は、ユニットには大体の行き先と優先攻撃目標を指示する以外、後はユニット任せになり自分は様々な視点で戦況を眺めるだけというお気楽なものだ。 またリアルタイムストラテジーだが、C&Cの様に全ての部隊を自分が指揮するわけではなく、他のユニットはAI任せに出来るので忙し過ぎることもない。 海外のリアルタイムストラテジーでSFものというと、およそ日本人の好みとはかけ離れたグロかったり格好の悪いユニットが多いが、このゲームは結構良い線を行っている。 もっとも敵の方が格好悪いユニットなのは、もうお約束だ(笑) オートDEMOを見ると、小規模な戦闘ながら敵味方双方のユニットがミサイルやレーザーを撃ち合い、DX5-Direct3Dのαブレンディングを使用した派手な光のエフェクトと相まって、まるでSF映画の一シーンを見ているかのような感じである。 DEMOでは一つのステージを選べるが、ステージ規模は小さく敵味方ユニットともそれ程数は多くない。 島の北東に有る敵ベースを破壊すれば、DEMOミッションコンプリートだ。 ユニットの生産やベースの建設と言った面倒な事が無いので、自分の部隊の戦闘指揮だけに没頭出来るのはなかなか良いと思う。 これはお手軽にストラテジーとアクションを楽しめるゲームである。 |