ACTION FRAME ON


■ Recoil DEMO  ★★★★☆

 Virgin Interactiveによる3Dシューティングゲーム。ソフトウエア、Direct3D対応。

 このゲームは、近未来を舞台としたタンクを使用したミッション遂行型のゲームである。
まず最初にミッションブリーフィングが行われ、そこでステージとなる敵基地でのミッションオブジェクトの解説を受ける。

 次に実際に敵基地に乗り込み侵攻して行くことになるのだが、タンクを操縦すると言うものの余りにも簡易な操作で衝撃を受ける。
基本的にカーソルで移動し、マウスで照準を合わせて撃つ。それだけである。

 基本的に視点は二つあり、ドライバーズ視点の場合は車体の移動優先。マウスで砲塔を回頭できる。
この状態だと平行移動しながらの射撃が出来、攻撃を回避しながらの射撃が可能なのだが、たまに方向感覚がずれ思った通りに車体を移動できなくなるのが欠点だ。

 ガンナーズ視点では砲塔の操作優先。基本的に砲塔の回頭と車体の移動とは同期するため感覚は掴みやすい。
しかし視点が狭い上に平行移動が出来ないため、平行移動しながらの射撃は不可能。

 であるからマップを高速に移動する場合はガンナーズ視点、拠点に着いて攻撃をする場合は回避能力の高いドライバーズ視点にするのが良いだろう。

 後は一般的な3Dシューティングゲームと同等で、撃破した敵機からアイテムを回収し自機を強化していく事ができる。
味方の空輸機が上空を旋回しており、たまにアイテムを落として行ってくれるので忘れずにゲットしよう。

 ステージはなかなか凝っており、屋内有り屋外有り、破壊する事により利用できるオブジェクト有り隠し通路有りで、なかなか楽しむことが出来る。
どう見ても届かないところにアイテムが有っても、必ず回収するルートが有るので、それを探すのも面白い。

 ゲームの難易度は結構高く、EASYにしてもクリアするまでにかなり時間が掛かってしまった。
特に対戦車ヘリが手強く、これと遭遇したらはっきり言って逃げるしか手がないようだ。
後はやはりヒットアンドウェイだろう。

 能動的に攻撃しなくても、敵が集結している地点に地雷をばらまいて逃げるのも手だ。
また敵の射程距離外からの狙撃もかなり使える。

 敵ミサイルサイトを破壊後、エアポートに味方輸送機が迎えに来てくれたときは流石に感動した。

 これは強者のゲーマーに、お勧めである。









 

■ Fifth Element DEMO  ★★★☆☆


 Kalistoによる3Dアクションアドベンチャーゲーム。
ソフトウエア、D3D、Glideに対応しています。

 このゲームは、日本でも有名なリュック・ベッソン監督の「フィフス・エレメント」をゲーム化したものです。

 ストーリーが完全に映画とシンクロしているかどうかは解りませんが、キャラクターは映画と同じ“コーベン”と“リールー”を選択出来ます。

 しかも、あのみょーなノリが特徴のオカマ歌手までメニュー画面に登場したのには驚きました(^^;
ちくわみたいなリーゼントがイカしています(笑)

 ゲーム自体はSF版トゥームレイダーというかファイナルファイトというか、いわゆる3Dアクションゲームです。
登場人物の動きは実に滑らかでリアルです。この動きは多分モーションキャプチャーしたものでしょう。
しかし後方視点のみの感じで、視点切り替えが自由に出来ないのは残念です。

 キー操作も独特で、一般的3Dゲームとは随分操作感覚が異なります。
これは馴れるまで時間が掛かりそうですね。

 DEMOながらオープニングが付いているのは良いのですね。
これはいわゆるゲーム内容のムービーデモ見たいな代物なのですが、BGMをあの異星人のソプラノ歌手(?)が歌っていてナイスな感じです。

 残念ながらこのDEMOは7分の時間制限付きです。
馴れない内は、最初に動ける範囲から抜け出すことすらままならないでしょう。
様々な仕掛けやトラップがあり、頭とアイテムを使わないとなかなかゲームが進みません。

 さらにトドメに、このゲームはまず起動するまでが非常に苦労します。
それで部分的ですが、ファイルをゲットした処からゲーム開始まで順を追って説明します。

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Fifth_Element_DEMO.zip(DEMO-CDの場合)を任意のディレクトリに解凍する。
解凍した中のvd2e.exeを実行。

これは自己解凍方式なので、出来たディレクトリの中のsetup.exeを実行。
仮想CD-ROMドライブソフトがインストールされる。

次にこのソフトを実行。
ADD VCD file → 5element.vcd(先ほどFifth_Element_DEMO.zipを解凍した中に有る)を選択。

右側のウインドウに表示された5elementアイコンを選択。メニューバー一番左のInsertボタンを押す。
VDriveに指定された仮想CD-ROMドライブに5elementがマウントされる。

後はエクスプローラー等でそのドライブを開き、Install.batを実行すればゲームを開始できる。







 

■ The House of The Dead DEMO  ★★★☆☆


 SEGAによるWindows専用アクションシューティングゲーム。
ゲーセンやサターンで人気のThe House of The Deadが、Direct3D対応で早くも登場。

 内容はアーケード&SS版と同じで、ガンがマウスに変わっただけ。
V.COP2同様、メニューからプライマリD3Dデバイス、セカンダリD3Dデバイス、DirectDrawと描画デバイスを選ぶことが出来る。

 Direct3Dでの画面の美しさはV.COP2譲りか。
若干ポリゴン欠けが見られるが・・・。

 内容はいわゆるV.COPのホラー版。
迫り来るゾンビや、わけの分からない化け物をひたすら撃つだけ。

 このDEMOはオートDEMOがなかなか良い。恐らく製品版と同様のものだと思う。
しかしそのお陰だろうか。たった二分弱(時間制限)しか遊べないのに70MB以上も容量を喰うとは頂けないヤツである・・・


 

■ Hostile Waters

 派手な光源処理バリバリのIncomingで有名なRage Softwareからリリースの3Dシューティングゲーム。

 Incomingと同様、様々な乗り物が登場するシューティングゲームの様だが、Incomingと違い派手な演出は重要視されていないようで、どちらかと言えば硬派なストラテジー寄りのゲームという印象を受けた。

 画面自体もIncomingより暗めの感じで、一見するとIncomingと言うよりARMORE COMMAND風の感じを受ける(デフォルトでは暗すぎるスクリーンショットのため、レベル補正を施している)。

 しかしあまり派手ではないもののグラフィックスは相変わらず美しく、薄霧や雲の描画や波打ち際に打ち寄せる波の演出は非常に素晴らしい。

 このDEMOはプレイアブルでは無いが、このグラフィックスを見るだけのためでもDLの価値は有るだろう。

 DEMOでは、敵の要塞を陸空海から攻めるシチュエーションの様だが、弩級戦艦からの強烈な艦砲射撃が見物である。
自分が操作するときにはどの様な方法になるのだろうか?

 もしかしたらIncomingの固定砲台の様な扱いになるのだろうか。
また、この戦艦に積載されている戦車をヘリで輸送するミッションも有りそうだ。

 推薦動作環境がP2-333+Voodoo2らしいが、私の環境(P55C-206+Voodoo)では15〜20fps程しか出ていない事を考えるとこれも納得の行く環境である。

 もっともHostile Watersのリリースは99年の第1四半期の予定なので、この時までにはこの推奨スペックもミドルレンジになっている事だろう。