ゲームタイトル STCC 2 DEMO 1st Update 001115 | ||
対応API Direct3D | ||
必要スペック Pentium 200/32MB-RAM テストスペック PentiumIII 800/383MB-RAM/SPECTRA7400(GeForce256) | ||
Site Digital Illusions | ||
☆ゲーム内容 Rally MastersやMotorheadなど良質のレースゲームをリリースしているDigital Illusionsから、ツーリングカーレースゲームのDEMOがリリースされた。 このDEMOではまず最初にセットアッププログラムから解像度が640x480x16bitから1280x1024x32bitまで、ほかミップマップやフィルタリング、AGPメモリ、さらにはサウンド(DirectSound3DやEAX)などの設定が行えるようになっている。 またゲーム中からもさらに細かいグラフィックスオプション(レンズフレア、環境マッピング等)、レースルールを適用するかしないか、AIカーのレベル、ベストラインの表示などゲームプレイに関する詳細なオプション、FFBなどのコントロール設定、サウンドボリュームなどの細かいセッティングができるのが嬉しい。 この辺り痒いところに手の届く感じの、まったく不満の無い良い作りだと言える。 さてDEMOでプレイできるモードはシングルレースとタイムアタックの二つ。 シングルレースではニッサン・プリメーラ、タイムアタックではシボレー・カマロ Z28を使用できる。 コースはいずれもRING KNUTSTORPである。 シングルレースでは更にテストラン、クォリファイ、シュートアウト、ヒート1、ヒート2と走行を重ねることができる。 もっともカーセッティングが出来ないのでテストランは意味が無いが・・・ 通常のスターティンググリッドからのスタートとローリングスタート形式を選べるのはユニークだ。 ちなみに時間が無いので今回はオートマチック+ゲームパッドでプレイしたのだが、FFのプリメーラはなかなか曲がらない上に、デジタルコントロールだけに微妙な操作ができずコースアウトばかりする事に。 しかし慣れるとパッドでも結構走れる上に、ライン取りも比較的楽にできるようになってしまった。 相変わらずあまり曲がらないのだが、それでも慣性ドリフト的に車体を滑らせてコーナリングできてしまう。 今までツーリングカーものと言えばTOCA系しかまともにプレイしていなく、ちょっとでも限界(しかも浅い)を超えるとスピンしてコントロール不能に陥るというのが身に付いていただけに、この滑り出してからも十分コントロールできてしまう、有る意味慣性ドリフトというより四駆の四輪ドリフトに近い動きには感動してしまった。 スリックタイヤを履いたFF車がこんなので良いのか!? いや、良いのだ!! ていうより大歓迎!!!(爆)。 もっともカマロの場合は大馬力&FRの為にかなりシビアなドライビング感覚が必要で、まずデジタルコントロールではまともに走れない印象だ・・・ 流石にFF車でドリフトバリバリに走っていると、あっという間に敵車に追い抜かれてしまうのを考えると、やはりSTCCはアーケードでは無くシム寄りなのだろう(笑)。 STCCにはハンドル&ペダルがお似合いである。 このSTCC2はTOCAやTOCA2で味わえたしっかりした走行感覚をよりイージーに楽しめる、とても素晴らしいゲームバランスのソフトだと言うことができるのではないだろうか。 前作のSTCCには何一つ特筆すべきものが無くレビューもしなかったのだが、このSTCC2は前作よりひと味もふた味も違う! サウンドもEAX対応で臨場感もバッチリ。 4スピーカーだと前後左右から音情報が得られるので雰囲気も盛り上がる。 さてさて後れてしまったが、このSTCC2のグラフィックスはとても素晴らしい! 路面テクスチャーも自然でリアルだし、風景も繊細で写実的。 空の青さも雲の白さも心地よい。 しかし何より車体グラフィックスが最高に良い! きっちり手抜き無くモデリングされた車体を覆う繊細なデカールテクスチャ、それにさらに環境マッピングが施されてPS2で発売予定のGT3にも対抗できる位の美しさ(誉めすぎか?)。 ホイールのスポークまで立体的に作られており、ブレーキング時には赤熱するブレーキローターがしっかり納められているのも見て取れる。 もちろん手荒な運転をするとダメージに応じて車体が破損したりもする。 DEMOで使用できる視点は全8視点で、全画面、ドライバー視点など不足は無い。 車種が違えばインテリアも異なるようだ。 またレース中はミラー表示などもできるのだが、面白いのが上空からの映像を映しだせる点だ。 しかしレース中は見る暇が無く今一利用価値が理解できないのだが、接近戦になった時に自車と敵車との間合いを取るのに役立つのかもしれない(笑)。 流石に全てのオプションを有効&最高設定にすると1024x768x16bitでも30fpsは出ていない印象だ。 しかしこの美しさは特筆に値する。 さらにリプレイが付いているのもトドメを刺す感じでニクい。 ただせっかくのTV視点が今一迫力に欠けるのが残念だが・・・ 保存もできた方が良い。 とにかく細かい事は抜きにしても、現時点で手に入れられる中で一番美しいグラフィックスにリアル且つ難し過ぎない走行感。 このソフトからは、まるでPC版グンランツーリスモが出たかのような喜びを感じるのである。 −評価−
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−スクリーンショット− |
ゲームタイトル Pro Rally 2001 DEMO 1st Update 001106 | ||
対応API Direct3D | ||
必要スペック PentiumII 233/32MB-RAM テストスペック PentiumIII 600/256MB-RAM/SPECTRA7400(GeForce256) | ||
Site Ubi Soft | ||
☆ゲーム内容 2000年期待のラリーゲームと言えばRally Championship 2000とColin McRae Rally 2.0、そしてこのPro Rally 2001であった。 Rally Championship 2000は既にリリースされており(Mobil 1 Rally Championshipに改名)、その本格的内容の故に賛否両論を得、好評発売中。 続くColin McRae Rally 2.0はPS版が既にリリースされ、こちらも本格的内容という事で既に好評を得ているがPCユーザーとしてはPS版で納得する訳にはいかない(笑)。 それにDEMOすらまだ出ていないのが残念だ。 実の所、2000年初頭に一番期待を抱いていたのがPro Rally 2001だった。 当初公開されていたスクリーンショットが異様に綺麗だった上に(ディテールの細かいPEUGEOT 306 MAXIに、やはり細かい木陰が落ち込んでいるショット)、後れてリリースされたムービーもスクリーンショットのままの画面が動いているので、ついにPCでもこのクラスにたどり着いたかと驚いたものだ。 そして長らくラリーゲームフリークスを待たせたPro Rally 2001のDEMOがやっとリリースされた。 Colin McRae Rally 2.0よりも早くDEMOが出たのは評価すべきだろう。 しかも容量も32MBと程良いものである。 このDEMOではスクールとシングルレースを選択でき、レースではカタルニア(ターマック)、スェーデン(スノー)をCITROEN XSARA KIT CARとPEUGEOT 306 MAXIで走行できる。 スクールではジムカーナ風コースを306MAXIで走行するもので、ドライビングが下手だと減点される仕組みになっている。 カタルニアはターマックオンリーの沿岸を通る見通し&景色の良いコースで、コーナーも適度に配置され走行して楽しい感じだ。 たまにハンドリングをミスして海にダイブしてしまうのがナイスだ(笑)。 スェーデンはスノーコンディションで、ストレートが多くジャンプポイントも多いので、ハイスピードなドライビングが楽しいコースとなっている。 CMRやRC2000の様にコースを外れると異様にタイヤを取られると言うこともなく、SR2の様に何時も滑っているような感覚も無く、走っていてストレスが無いのはとても良い。 またいずれのコースもRC2000の様に見えない壁が有るわけでは無く、かなり自由度の高いドライビングができるのが面白い。 しかしコースを思いっきり外れてもそれ程ペナルティが有るわけでは無いので、そのためにコーナーの続くコースではかな り大胆にショートカットできてしまう事になり、この辺りは改善した方が良いポイントなのではと思う。 ドライブ感覚はラリーゲームの中では結構しっかりしている方で、DEMOでプレイできるFF車もそれらしい挙動を見せてくれる。 初期RC2000DEMOで感じたようなインチキ臭い挙動も無く、かなりまともな仕上がりになっているのは好感がもてる。 これならCMRやRC2000に慣れた人でも違和感無くドライビングできると思う。 スピード感も十分有るし、サイドブレーキを使用したターンも楽しい。 視点は全画面とドライバー視点、追尾x2が有り不満は無い。 もっともドライバー視点での内装がXSARAと306MAXIで差が無いのは手抜か(別にこだわらないが)。 グラフィックスは最初にスクリーンショットを見た時ほどのインパクトは無く、意外と平凡な印象なのは残念だ。 とは言っても車体モデリングはラリーものの中でもトップクラスに作り込まれているし、内部構造もしっかり再現されている。 またデカールテクスチャーも細かく鮮明で、最初に印象的だった車体に落ちる陰もリアルでこれは水準以上、いや現時点でトップクラスの出来だと評価して良いだろう。 さらに車体だけでなく周囲の景色も実写的なテクスチャーを採用しており、良い雰囲気になっている。 路面テクスチャーも良く作り込まれている印象だ。 これだけグラフィックスの水準は高いのに、1024x768x16bitでも実に軽快に描画されているので驚いてしまう。 VIDEOやAUDIO、コントロール等オプション類もあらかた備わっているのだが、コントロール設定に問題が有り、ステアリングの使用にとまどうのは減点材料である。 また使用している環境に依っては画面表示がおかしくなったり、キー操作に反応しなくなったりフリーズしてしまうのも、取り急ぎリリースしたDEMOという印象を与えてしまうものとなっている。 インストーラーが無いのも一部の人には不親切に映るだろう。 またRC2000DEMOに引き続いてFF車しか体験できないのもどうかと思う。 せっかく二車種収録しているのだから片方は4WD車でも良かったのでは無いだろうか。 コースはターマックとスノー両方収録しているだけに残念だ。 しかし総じて言えば、保存はできないまでもリプレイも備わっているし、美しいグラフィックスや良い挙動も合わせて製品版への期待の膨らむDEMOと言えるだろう。 −評価−
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−スクリーンショット− |
ゲームタイトル INSANE DEMO 1st Update 001015 | ||
対応API Direct3D | ||
必要スペック PentiumII 233/64MB-RAM テストスペック PentiumIII 600/128MB-RAM/SPECTRA7400(GeForce256) | ||
Site Codemasters | ||
☆ゲーム内容 Colin McRae RallyシリーズをリリースしているCodemastersのオフロードゲームという事で期待していたDEMO。 オプション類はキーアサインからビデオ、サウンド、ゲーム内容に至るまで詳細に設定できる。 この辺りの造りはそつがないと感じた。 使用するキーもロールオーバーやリペア、レスキュー、デフロック等別項で紹介しているScreamer4x4に通じるものが有る。 DEMOでプレイできるゲームモードはジャンボリーとキャプチャーザフラッグ(CTF)というもので、どちらも目的は他の車より速くチェックゲートをくぐることに有る。 一般的なレース内容はDEMOでは体験する事が出来ないのが残念だ。 車種はランクルタイプとバギー風タイプが選べ、操車性や性能が若干異なっている。 ドライバーやカラーリングも変更可能だ。 コースは比較的なだらなかな丘陵地帯と激しい起伏がある荒野地帯が選べるが、実際に走ってみると荒野地帯は障害物が多い設計で走れる箇所が制限されいるだけで、丘陵地帯の方が自由に走れるが、ジャンプや急坂登りなどで逆に難易度が高い感じがした。 他にレースの時間帯が朝、昼、夜と選べ、随分ユーザーに対して自由度の高いシステムになっていると感じた。 グラフィックスはエンバイロメントマッピングや描画距離などのディテール類を最高設定にすると、1024x768x16bitでもやや重さを感じた(P3-600+NV10)。 しかし実際に見てみると、ディテール類を最高にしたところで、元のデータが安っぽい為に安っぽい印象しか受けない。 地形データも車体データも一、二世代前の印象を受ける。 Screamer4x4もそれ程地形データは細かくなかったが、車体データが詳細で丁寧な作りになっており、また全体的な世界観を醸し出す色彩という点でもINSANEの方にはリアリティーを感じられない。 このリアリティーの欠如は、使用できる車種が現実的か仮想的かには関係無く、やはり現実的ではなくどこかラジコンっぽさを感じる車体挙動にも原因を感じる。 視点に関してもドライバー、オンボードx3、ヘリx2、外部、3rdPersonと死角が無いし、やはり視点も自由に変えられるリプレイも有り、データも保存可能でDEMOの作りとしては良い感じなのだが、実際のレースが感情移入できないものだとすると、これらの装飾も無駄なものになってしまう。 だが、今回プレイしてみて面白さを感じなかったのは、あくまでもシングルプレイだったからの様に思える。 確かにオーバーリアクションな挙動だしAIカー相手に競うのは不利で面白く無いが、これがマルチプレイで対人間戦となればヘンな挙動は笑いを誘う刺激となり、戦う上で不利な土俵も同じなわけでそこそこ面白いものとなる事が予想できる。 それにこのDEMOは80%の完成度しか無いとわざわざCodemastersの但し書きが付いている程なので、現時点でプレイできるこのDEMOだけでこのソフトを評価してしまうのはまだ早いかもしれない。 DEMOとしてはそう大きくない(30MB少々)ので、プレイしても損は無いかもしれない。 −評価−
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−スクリーンショット− |