ゲームタイトル Screamer 4x4 DEMO 1st Update 001008 | ||
対応API OpenGL/Glide | ||
必要スペック PentiumII 400/64MB-RAM/8MB 3D-VGA テストスペック PentiumIII 600/128MB-RAM/SPECTRA7400(GeForce256) | ||
Site Virgin Interactive | ||
☆ゲーム内容 オフロードレースゲームと言っても、複数の車が同時にスタートしオフロードコースを高速で走行するタイプ(モンスタートラックマッドネス系)、実際のラリーの様に単独でスタートしやはりオフロードを高速で走行するタイプ(コリンマクレーラリー系)、この二つがリリースされるゲームの中では殆どだと思います。 しかしこのゲームは、これら基本的にスピードを競うレースと異なり、トライアル的つまり速度よりテクニックが重視されている珍しいタイプのものとなっています。 そのため一般的なレースゲームでは走行中使用できる操作は基本的にハンドル、ブレーキ、アクセル、シフト程度だと思いますが、このゲームの場合使用するキーがハンドル、アクセル、クラッチ、シフト、ハンドブレーキ、リカバリー、スターター、トランスファレベル、トランスファロック、フロントデフ、リアデフ、ライト、ワイパー、ホーン他非常に多岐に渡っています。 実際のレースも、トライアル競技のように決められたセクションをクリアするもので、コースレイアウトも岩や急坂の登り下りや池渡り、橋渡り、峡谷渡り等トライアル的な設計となっており、車に備わっているメカニズムとドライブテクニックを駆使しなければクリアの難しいものとなっています。 コースは広く、セクション間が広かったりすると迷いがちですが、常時表示されるナビコンとマップを頼りに次のセクションにアプローチします。 操車感や車の挙動も今までプレイしたオフロードものの中ではかなりリアルな部類で、十分シミュレーション感覚を味わうことができる立派な物だと思います。 走行する地形を誤って転倒する時も、他のソフトにありがちな嘘臭さが全然有りません。 このゲームのコースを攻略するときには、実車と同様のテクニックが必要とされると思いました。 デモではトヨタのランドクルーザーを使用でき、エンジン、ミッション、サス、タイヤ他レースに必要な細かい仕様も設定可能です。 コースや時間帯はランダムのようで、一体幾つのコースをプレイできるのかは不明です。夜は当然ライトを点けなければまともに走れません(笑)。 オプション類は充実しているようですが、現時点でプレイできるデモがハンガリー語仕様の為、全てを把握は出来ていません(笑)。 視点はチェイスx2に、ドライバー視点、全画面視点、サイド視点、ドロップカメラ視点がありますが、残念なことにどの視点も今一操車しにくい印象です。 トライアル的な内容だけに、視点が良くないのはレースをする上で致命的な感じがします。 チェイス視点で視点を上げると何とか使える感じですが、一番良いのは全画面での視点の高さをもっと上げてもらえるのがベストだと思います。 が、この視点は車の挙動にダイレクトに連動しているため酔います(笑)。 ドライバー視点での車内再現性は高くリアルです。しかし、フロントガラスが曇っていて見通しが悪い上に、上下の視界の狭さがやはり実戦向きではありません・・・ このデモは8分の時間制限が付いており、時間が来るとゲーム自体が強制終了してしまいます。 描画エンジンはOpenGLとGlideに対応で、珍しいことにDirect3Dにはデモは対応していません。 車体グラフィックスに関しては流石トヨタの正式な許可を得ているだけ有りリアルです。製品版にTV視点リプレイが有れば、かなり楽しめそうです。 地形グラフィックスは文句が出るまででは無い、いわゆる及第点レベルですが、もっとポリゴン数を増やした方がリアルさが増すと思います。 ギャラリーをひくと即退場なのはリアルですね(笑)。 いずれ正式?な英語版が出ると思いますが、このゲームはオフロードレースファンにはかなりお勧めできる良作ソフトだと思います。 −評価−
| ||
−スクリーンショット− |
ゲームタイトル V-Rally 2 DEMO 1st Update 000918 | ||
対応API Direct3D | ||
必要スペック --- テストスペック PentiumIII 600/128MB-RAM/SPECTRA7400(GeForce256) | ||
Site Infogrames | ||
☆ゲーム内容 過去にこのサイトのレビューでV-RALLY DEMOを酷評した覚えがあります(笑)。 そして今度はV-RALLY2のDEMOがリリースされました。 今回もPS版が先行しています(CMR2もそうなるようですね。残念)。 このDEMOはハードウエアコンフィグレーションが本体と別です。 ここで解像度を640*480から1280*960に設定可能。なんとFSAAのチェックまでできるようになっています。 ちなみに私の使用しているSpectra7400(GeForce256)ではチェックしても変化無しでした(ドライバ側でONにすればOKです)。 いずれにせよ、あまり細かな設定は出来ないようです。 本体の方では設定が何もできません。 キーアサインからサウンド設定、他のDEMOに有るようなものは何も無しです。 しかもアクセルとブレーキがカーソルの上下という使いづらいアサインに・・・ 後は視点変更とサイドブレーキくらいしかキーは使いません。 DEMOではコースを一周のみ、車種はプジョー206を使えます。 視点は全画面から追尾複数にドライバー視点等、標準的なものが揃っており、リプレイも見れるため問題は無いと思います(保存は出来ませんしバグ有り)。 グラフィックスはRallyMasterに雰囲気が似ていて、1024*768でもかなり軽いのも似ているかもしれませんね。 RC2000の様に実写のような風景だとは行かず、まあこの程度なら良いかな?というレベルですが、実際ドライブスピードが速すぎて景色をゆっくり見ている暇がないので、これはこれで問題無いかもしれませんね(^^; 以前は悪評たらたらだった車体モデリングもRallyMaster並になっていて、これなら合格点を与えても良いレベルだと思います。 ドライブ感は比較的アーケード寄りに感じたRallyMasterよりも更に、というか完璧なまでにアーケード指向(コンシューマ的)な感じです。 けど初代V-RALLYで感じたような滅茶苦茶な印象ではなく、ちゃんと走っていて爽快感の得られるレベルまで達しているので、今回は好印象を受けました。 DEMOのコースもハイスピードレイアウトでジャンプスポットも有り良い感じです。 とは言っても、しっかりしたグリップ感を期待するのは無理なようです・・・ またRACRallyの様に見えない壁が有る造りなのですが、これも特に気にはならない感じでした。 V-RALLYで最悪だと感じた車の無茶苦茶な転がり方も今回は無くなっています(笑)。 前方で道路に散らばっていたギャラリーが、フラッシュを焚いたり走ってよけたりする演出も有ったりで、総じて前作より大分良くなっている印象で、RallyMasterを気に入った方ならこれもプレイしてみて良いのでは?という感じでした。 今回は結構いけるかもしれません。 −評価−
| ||
−スクリーンショット− |
ゲームタイトル NASCAR Heat DEMO 1st Update 000815 | ||
対応API Direct3D | ||
必要スペック --- テストスペック PentiumIII 800/128MB-RAM/SPECTRA7400(GeForce256) | ||
Site Hasbro Interactive | ||
☆ゲーム内容 PCゲームでは昔から定番のNASCARを題材としたサーキットレースゲーム。 NASCARものではPapyrus制作のものが有名だが、このNASCAR HeatはPapyrusのものよりはアーケードよりの印象だ。 DEMOではBEAT the HEART、RACE the PRO、SINGLE RACEを選択できる。 BEAT the HEART、RACE the PROはコースがDAYTONA(デイレース)で、SINGLE RACEはコースがRICHMOND(ナイトレース)になっている。 しかしSINGLE RACEはまあそのままだとして、BEAT the HEART、RACE the PROの意義は今一理解出来なかった(笑)。 このゲームはDEMOだが、最近のDEMOにありがちな粗雑な造りになっていないのには好感がもてる(TAXI2DEMOは酷かった)。 ゲーム自体の制限は当然あるが、オプション類はきっちり備わっており、リプレイも保存/再生可能だ。 ☆オプション類 グラフィックスの設定は比較的大まかで、解像度が640x480から1280x1024まで選択でき、後はディテールレベルや描画距離、エフェクトレベル、ミラーに映るオブジェクトの設定くらいだ。色数は16bit固定のようだ。 しかし必要十分なレベルで、やたらマニアックで一般の人には理解不能な設定が有るゲームが多い中、余計なことを考えずに済み好感が持てる。 3DPCゲームが敬遠される要因の中に、ミップマップ、バイリニアフィルタリング、トライリニアフィルタリング、パースペクティブコレクション等、普段は聞いたことも無いような設定をしなければならないのも有ると思うのだが・・・ とは言っても本当の素人なら解像度の意味すら理解しかねると思うので、どの辺りまでユーザーが触れるようにするかというのは各メーカー悩むところなのかもしれない・・・ さてグラフィックスの設定に話が戻るが、このゲームにはベンチマークモードも備わっている。 解像度1024x768でクオリティ設定を全て最高に、ミラーはALL、ハイディテールカーにした場合、私の環境では51.1fpsとなった。 実際のゲームを利用したベンチマークは少ないので、こういう機能はありがたいと思う。 グラフィックス以外の設定ではコントロールに関する設定が充実している。 ハンドルとスロットルの動きが視覚的に確認でき、ステアリングスピードや、ノンリニアステアリング、スロットル、ブレーキの反応速度設定。 クラッチのオート化、スーパーサンプリングやスムージングの設定。 更にはRSシフターやゲームパッドに最適化させる事もできる。 DEMOの中にはキーアサインさえまともに出来ないものや(そんなDEMOはレビューしない)、デジタルコントロールだといきなりシビアなコントロールになって操作し難いこと極まりないソフトが多い中、このゲームはとても好感が持てる(こればっか言ってる)。 ただしサウンドに関してはせいぜいボリュームレベルしか設定できなく、3Dサウンドにも対応していないのは残念だ。 ☆グラフィックス このゲーム、グラフィックスが非常に綺麗で、今まで見たNASCARレースゲームの中では抜群に良い出来だと思う。 Papyrus制作のNASCARものはシミュレーション性に重点を置くあまり、グラフィックスは二の次になっているし、NASCAR Revolutionもなかなか良い線を行っていたが、このソフトには死角が無い。 カーグラフィックスも一品で、モデリングもとても丁寧でデカールテクスチャも細かく、車体反射光も嘘っぽくない。 また車内もきちんと再現されていて、ドライバーも動いている。 さらに周囲のオブジェクトや路面テクスチャもとても造り込まれていて、とてもリアルな世界をモニターの中に再現している。 それでいて前述のように1024x768でクオリティ設定を全て最高にしても51.1fpsというのは立派である。 しかもこれは16台出走していて、ルームミラーも完璧に描画されてなのだ。 ゲーム&リプレイで選択できる視点数はとても多い。 コクピット、バンパー、シャーシ、リア、ニアリア、チェイス、ファーチェイス、リアチェイス、オーバーヘッド、TV・・・ これだけをゲーム中に切り替えるのは不可能に近いが、普段使うリアやコクピット視点だけはファンクションキー一発で選択できるようになっている。 コクピット視点では車内も良く再現され、今までのソフトで有ったような手抜きな描画では無いのは良い。 またシャーシ視点はViperRacingでも見られたような、フロントタイヤ&サスペンションの動きがよく解る視点で、この視点で走るのも面白い。 このソフトが結構まじめに挙動をシミュレートしている様子が解る。 リプレイ機能もとても良くできており、セーブ/ロードも可能。視点切り替えも随時行え、さらにライバル車のリプレイも見ることができる。 さらにステータス画面を呼び出すと、そのドライバーがどのようにアクセルコントロールやブレーキコントロールを行っているかつぶさに見ることができる。 これで上位のドライバーのテクニックを研究して、腕を磨くことも出来るだろう。 ☆サウンド 3Dサウンドテクノロジーには未対応だが、なかなかリアルなエンジン音が良い感じだ。 だがやはり3Dサウンドではないため、3Dサウンド対応のソフトでライバル車を抜いた時の爽快感、また抜かれる直前の迫り来るエンジン音から来る緊張感の様なものが味わえないのが残念だ。 ☆コントロール 操作はキーボードや各種ゲームコントローラが使用可能。 オプションの項目でも挙げたように、設定に関しての不満は全くない。 が、コントロールはかなりアンダー傾向な印象。とは行ってもサーキットでの高速走行中にハンドルを回しただけ車が曲がるというのは逆に違和感ありありなので、これで良いと思う。 アクセルコントロールによる加重の移動がコントロールに反映されるのは良い。アクセルを抜くとインに切れ込むような挙動をする。 しかし全般的にプレーヤーに対するアシスト機能が効きすぎの感じがする。 確かに一旦滑り出すとなかなか止まらなく、直ぐに一回転したり横転したりするのも困るし、デジタルコントロールでありがちなアクセル全開状態でスタートすると、何時までも後輪が滑っている的な状況も困るのだが、車体を幾ら振り回しても何かリアル感が欠如しているようなそんな印象を受ける。 これは設定を“リアル”にしても同じなので、出来ればアシスト機能はそれぞれユーザーがOn/Offできるようにして貰えると有り難い。 それでも扱い難過ぎて一発で投げ出してしまいたくなるゲームよりはずっとマシで有ることには変わりない。 わがままなユーザーに一々対応するメーカーも本当に大変だ(笑)。 ☆ゲーム性/総評 ゲーム内容はシミュレーション的ともアーケード的とも言い切れない中庸な印象。 アクション寄りのレースゲームに慣れたプレーヤーには今一爽快感を与えることが出来ないかもしれないし、ハードなシム系プレーヤーにはまったくぬるすぎる印象を与えると思う。 この辺りの味付けが各ソフトベンダーを悩ませるものとなっているのかもしれないが、このゲームは確かに中途半端でやり込む楽しさも今一見いだせないし、アーケードのDAYTONAシリーズの様な無鉄砲にも思えるような爽快感が無いため、たまに気分転換にプレイしようという気も起きさせない気がする。 ただしマルチプレイの場合は、丁度良い難易度設定のために幅広いプレーヤーが楽しく対戦出来るようになるというメリットが見いだせるかもしれない。 しかし実際にはこのソフトをプレイする各ユーザーが気に入るかどうかが問題なので、造りが丁寧なこのソフトはプレイするに値するDEMOだと思う。 こういうソフトを遊んでいて何時も思うのだが、なぜ海外のソフトは取っつきにくく難しすぎたりマニアック過ぎたり、また造りが荒すぎたりしてなじめなく、一見あか抜けていないはずの日本人が造るDAYTONA USAの様なアーケードゲームが爽快感を味わえ造りも丁寧で、しかもアメリカでも絶賛されるのか・・・ さらに憂慮すべきなのは、ナイスなゲームをプロデュースするnamcoやSEGAの様な日本のベンダーがPCには目もくれず、コンシューマ一辺倒だという事だ。 せっかく高解像度&高品質な3D機能を持ち、しかも常に進歩し続けるPCはアーケードレベルのゲームも十分に移植できるはずなのに。 とは言っても答えは解っているのが逆に悲しい。 PCが幾ら売れているとはいえ、どう考えても今売られている10万円前後のPCが3Dゲームに向いているとは思えず、更にまだ実質大半のユーザーがWin95が何とか動く程度の環境(PentiumMMXクラス以下)なので有れば、プラットフォームが安定していて数も出ているコンシューマで売ろうと言う考えは至極当たり前だろう。 話が思いっきりそれたが、コンシューマには見向きもせずに私にPCを買わせた原動力になるようなソフト(Comancheやストライクコマンダー)が再びPCでリリースされたら、そういう状況も少しは変わるかもしれない。 X-BOXはPCゲームユーザーの希望の光となるか。それとも・・・ −評価−
| ||
−スクリーンショット− |